NTN presents 2019 Tour of Japan
Tour of Japan振り返り
ルーマニア籍のチームGIOTTI VICTORIA PALOMARのメカニックとして参戦しました。みんな大好き寿司ドラゴン在籍チーム。
チームに紹介してくれた先輩と現地でお世話になった先輩方に感謝しつつ全力で楽しんできました!
日本語が通じないイタリア語がメインのチームメカニックとして働いた怒涛の8日間+αを振り返っていこうと思います。
※基本的な流れは変わらないので暇の時に流し読み推奨。
DAY1 堺ステージ ITT,クリテリウム
朝イチの新幹線で大阪は堺へ
エスカレーターで右側に人が居るなれない感覚に関西来たな〜としみじみ。
なんとか乗り換え間違えせずに会場まで到着しチームと合流。
いきなりイタリア語しか聞こえない(笑)
結局、小林 海(通称:寿司ドラゴン)さんの通訳でなんとか危機を脱しました。
機材の簡易チェックと空気入れを済ませITTスタート。
スペアホイールとタオルを持ってスタートエリアで待機。
トラブル無くITTが終了。
一台サクッとチェーン交換。
時間を挟んでパレードクリテリウムスタート。
ステファノ監督とスペアホイールもろもろをもってSTART-FINISH地点でレース観戦。
ノートラブルでレース終了。
バイクをトラックに詰め込みバスでホテルへ移動。
(海外チームは大会側が用意したトラックにメインバイクとスペアバイクを入れバスで選手とスタッフは移動する。)
ホテル到着
福井メカからメカニックスタンドとバケツを借りて全てのバイクを洗車して注油。
日本に来てから洗車できていなかったのであろう。洗いがいがあった。
消耗パーツの交換とdi2を充電して終了。
この日の夕食は福井さんとお好み焼きを求め出撃。面白い話も聞けて大満足。
DAY2 京都ステージ
前日の夜に調整した機材に不備がないかドキドキしながらホテル出発前の準備。
バイクに空気を入れた後、メインバイクはトラックに積み込み。スペアバイクはチームカーの上に載せる。
準備を済ませて朝食へ。ビュッフェ生活の始まり。
スタート地点到着
トラックからメインバイクを降ろしてチームブースへ運んでもう一度メインバイクの空気圧確認。
準備を済ませスタート時間までスペアホイールに空気を入れチームカーに乗り込み待機。
乗るのは監督、通訳(伊⇔英)、自分の3名。
ノートラブルでレース終了。
Federico6位
全てのバイクをトラックに詰め込みバスで仮眠しながら移動。
ホテル到着
昨日と同じく洗車して注油。そして機材チェック。チームカーの洗車も済ませ夕食へ。
この日はチームのみんなと夕食だった気がする…記憶が…
どうやら夕食はみんなで食べるらしい。
DAY3 いなべステージ
特に代わり映えすることはない。
慣れてきて油断する頃。
毎ステージトラブル無く終えるためにやれる事をやる。
空気を入れて機材チェックしてトラックに積み込みスペアバイクをチームカーへ。
そして朝食。
この日のバスではマッサーValerio挨拶担当大臣によるチームバスおはようございます運動が起きた。
START地点到着
トラックからメインバイクを降ろしチームブースへ運び空気圧と機材をチェック。
トラックで運搬中にハンガー曲がる事もある。
レーススタートまでブースでわちゃわちゃしてチームカーで待機。
ノートラブルでレース終了。
Federico6位
全てのバイクをトラックに詰め込みバスで仮眠しながら移動。
ホテルの洗車環境が日に日に良くなっている。
この日も洗車して注油して機材チェック。
オイル多めのオーダーを受けたのでモリモリです。
やりたい事はあるが道具がない…どのチームももっていない…
マッサーと買い出しを済ませ
福井さん坂本さんと共にラーメン屋へ
おいちぃ
DAY4 美濃ステージ
この日は自走でスタート地点まで行くので準備。
スタート地点が近いと自走で向かう。
Stefano監督凄い人なんですよ…
スタート地点の街並みが良い感じ。いつも通り準備してスタート前にトイレがてら散歩。
トラブル無くレース終了。
Federico5位、Riccardo6位
バイクをトラックに積みバスへ。
ホテル到着
いつも通り洗車して注油してチェック。
チームカーは拭き掃除。
面白い事多くて困ります(笑)
夕飯だよ~と呼ばれ夕食へ
夕食後はマッサーと買い出し。
DAY5 南信州ステージ
この日も選手達は自走。
昨日と同じように準備して朝食を取りバスに乗り込むが移動は1kmもない。
スタート前の準備を済ませちびっ子たちと戯れる選手と監督達をみて癒される。
大門監督がNIPPOのマスコットキャラクターストラップを配っていた。サングラス姿なんかこ…
凄く優しい方でした。
油断していたらレーススタート!
慌ててチームカーに飛び乗る(笑)
GIOTTI VICTORIAの選手たちは毎レース逃げるから見ていて飽きないし楽しい。
レースを自ら展開できる選手って見ていて格好いい!
このレースからチームカー内でスポーツブルのTOJライブ観戦を導入。
ゴールの瞬間1位か2位か微妙なところでわかりませんでした…が…
Federico Zurloのステージ優勝が確定しチームカー中はお祭り騒ぎ!
お世話になっているチームが勝つなんて嬉し過ぎる(笑)
さらにポイント賞ジャージも獲得!
(後のツール・ド・熊野 STAGE3でも優勝)
勝った選手のバイク以外は先にトラックへ積み込みバスに水を置いて表彰へ
ドーピングコントロールの対象選手が乗るバスがあるのでドーピングコントロール車に乗り込んだ後にバイクをトラックへ。
さあホテルへ向け出発!
と思いきやドーピングコントロール車近くで信号待ち中にFedericoとマッサーのValerioがバスに乗り込んできた!流石速い!
ホテル到着
なんか部屋が面白い。
気分良く洗車注油メンテナンス!
翌日の富士山ステージに備えてギアを交換。
そしてマッサーのValerioと夕飯&祝杯!
DAY6 富士山ステージ
この日はまったり準備してチームカーも洗車し朝食へ。
バスで選手のギア比を間違えた事に気が付く。
スタート地点到着
サクッとギアを変更し気圧もバッチリ!
早めにわかってよかった…
リアルスタートは富士スピードウェイ
この日は海さんが総合順位の為に頑張る日。他の選手たちは完走する日。
海さんはペース配分を間違えてしまい最後の方もがいて終わってしまったらしい。
試走できないと難しいですよね…
チーム最終完走者のRiccardoはウィリーでゴール。格好いいなぁ。
トラックと移動バスが近く選手たちがトラックに持って行ってくれたので楽でした。
(しっかり全て乗っているかの確認が大変でした)
寒いと聞かされていましたが暑いくらいでした。
ホテル到着
洗車してギアを元に戻して注油して調整。
パーツ交換してまた微調整。
夕飯で呼ばれてみんなのもとへ
なんかもう何言ってるかちょっとわかるようになってる。
そしてビュッフェに飽きた。
夕食を済ませもう一度バイクをチェック。
バイクチェックを済ませ戻ったら先輩メカ&マッサーの方々の宴に呼ばれ10分でシャワー浴びて参上。
Giro観戦しながら色々聞けてためになりました。マジで。
楽しい宴は終わりお酒の影響でぐっすり。
マッサーValerioは気に入った模様
DAY7 伊豆ステージ
この日もまったりスタートなのでゆるゆると準備。
昨日パーツ交換した機材をチェック。積み込み朝食を済ませバスへダッシュ!
いつも通り準備をしているとスポンサー様がチームカーに乗るらしい。乗るスペース作っていたら今日はいつも乗ってる通訳さんは乗らないらしい。
慌てる必要なかった。
レーススタート
今日もチームカーのタイヤが鳴いている。
楽しい…
Federicoが逃げて海さんが2ndグループで待機していたがきつく…
最後まで粘る姿は格好良かったです。
レース後は片付け済ませて出店へ
太っちゃうなーと思いつつも食事が楽しみに…
ホテル到着
高速道路で家を通り過ぎ帰ってきた感を感じた。
いつも通り仕事を終わらせビュッフェへ
飽きた。
夕飯後マッサーと買い出しして準備。
TOJ期間中一番一緒に行動していたのがValerio。
DAY8 東京ステージ
ゆったりスタートって素晴らしい。
準備を済ませ朝食へ
ビュッフェ飽きた。
スタート地点のチームブースで準備を済ませ機材の最終確認。
知ってる顔がちらほら
最終周回からスポーツブルでライブ観戦
レースもトラブル無く進みゴールスプリントで勝てると思っていたが窪木選手が強かった。
RiccardoがエースだったがFedericoが2位でポイント賞ジャージ確定。
楽しい1週間が終わってしまった。
全8ステージ大きなトラブル無く終えることが出来てホッとしたと同時に寂しい気持ちになりました。
ホテル到着
ツール・ド・熊野に出場する為、その準備。
箱が多い(笑)
福井さんに協力してもらいもろもろ済ませ夕飯へ
昨日とは違う会場でビュッフェで出てくる料理のレベルが上がっていた。
最後はValerio、福井さん、坂本さん、TEAM BRIDGELANEのスタッフ3名でわいわいしていました。マッサーRobertが面白すぎました。
翌朝、チームを見送り帰宅。
なんだか寂しいな~なんて思いつつ電車で1時間ちょっとで帰れました。
ミスなく地道に作業をこなし信頼を勝ち取る事の大変さ。
海外チームは物資に限りがありパーツ交換のタイミングが難しい。日本のチームが海外遠征する場合も同じ。そもそもコンチネンタルチームは湯水のようにパーツ交換なんてできない。
そして、言葉の壁。
などなどを痛感しました。
助けてくださった方々、紹介してくださった先輩メカ、そしてチームに感謝してもしきれません。
さてどんな道を歩もうかな。